「夢見る商店街」及び劇場映画「NO LIMIT , YOUR LIFE」上映決定
Various Values OMIHATIMAN 2025 開催に伴い
6月1日 G-NETしが(滋賀県立)男女共同参画センターにて
障がい者のあるお子さんも参加する職業体験「夢みる商店街」、武藤将胤さんの映画「NO LIMIT,YOUR LIFE」の上映を実施致します。
映画「NO LIMIT,YOUR LIFE」は滋賀県初の上映を行います。アンバサダーの武藤将胤さんと実行委員会メンバーや企業などと共に、障がい者理解を広めていき、2025年4月19日.20日の音楽フェス開催当日には、全ての方が自分らしく活躍でき楽しめるイベント(音楽、スポーツと芸術の祭典)とします。
障がいのあるお子さんが未来に夢や希望を抱くことのできる職業体験
株式会社今岡牧場・・・・・・・・・乳製品の配達及び販売
株式会社A-BEST・・・・・・・・・ハンバーガー作り及び販売
株式会社アクエリアス・・・・・・・配管作り体験
株式会社滋賀報知新聞社・・・・・・新聞記事作り
川口屋老舗・・・・・・・・・・・・和菓子作り
NPO法人アイ・コラボレーション・チラシ作り
GEN・・・・・・・・・・・・・・・キッチンカーでの食品販売
ホテル海老長・・・・・・・・・・・ホテルのチェックイン、チェックアウト業務
参加される方は、事前申し込みが必要です。
こちらの申し込みフォームにて登録が完了すれば参加費は発生しません(無料)
登録は発行される整理番号を受け取っていただいて完了とさせていただいております。
席に限りがあるので、お早めにお申し込みをお願い致します。
※職業体験のお申し込みが定員に達しましたことご了承ください。
・映画上映につきましては、まだ少しお席がございますのでお申し込みが可能です。無料で映画上映をご覧いただけますが必ず登録が必要ですので登録をしていただき整理番号をいただいて下さいます様によろしくお願いします。
・なお今回の映画上映にお申し込みをされました方の中から次回優先的に職業体験にご招待させていただく予定でおりますので映画上映の登録の際にその希望の旨いたいだけると有難いです。よろしくお願いします。
申し込みフォームはこちら
スケジュール
12:00 受付開始
13:00 開催趣旨説明
ご来賓紹介、ご来賓、ご挨拶
劇場映画上映「NO LIMIT、YOUR LIFE」
14:40 武藤将胤さんご紹介、ご挨拶
15:00 夢みる商店街(障がいのあるお子さんも参加する職業体験) 開催
17:20 夢みる商店街 終了
夢みる商店街
障がいのあるお子さんが将来に活躍できるお仕事の体験をしていただき、未来に夢や希望をもって今を生きていただく為に開催致します。
この事業は脊髄損傷者団体の役員の方がご自身の体験を元に、障がい者となったと同時に未来に希望が持てなくなった当時の辛い経験を思い返し、今を生きる障がいのある子どもたちに夢や希望を胸に生きて欲しいという願いから実現する事業になります。
図面を書く仕事をしていた彼は、当時21歳で事故に遭い足が動かなくなったことでそれまでやっていた仕事を辞めなければいけませんでした。今思えば図面を書く仕事だったので辞める必要もなかったのに、当時会社側の障がい者理解がなかったこと、自分自身障がい者になったことで自信を無くし、何もできなくなったと思い込んでしまった状況もありました。もし会社に障がい者理解があり、その人に会った仕事が与えられれば、今働いている社員が年をとって目が見えにくくなったり、足腰が弱っても、彼と同じように事故にあったり、病気で倒れるようなことがあっても、できる仕事を考えることができる会社であれば、社員もその仕事でずっと働き続けたいと思えるのではないか、持続可能な会社になるんじゃないか、そう考えているという話を聞きました。
また、一方で、知的障がい者が、高齢者の認知症の介護に力を発揮している現場があるという話を聞きました。
介護の中でも認知症の介護となると、何度も同じことを言ったりトイレが失敗したりというだけでなく、攻撃的になったり意思疎通が困難になり奇声を発して暴れたりと現場は本当に凄惨な厳しい状況ですが、通常の介護職員よりもむしろ知的障害の介護職員の方が、お年寄りと自然体でコミュニケーションが取れる状況が見受けられるという話を耳にしました。何度も同じことを言ったりイライラする認知症の高齢者に対しても、知的障害の介護職員は、感情を真に受けずに、マイペースで対応することでコミュニケーションが上手くということです。また、それだけでなく注目すべきは、認知症の高齢者を介護する知的障害の介護職員の服の乱れや口元の汚れなどを逆に認知症の高齢者が整えて世話をしてくれたりする光景が起こるということです。
通常では困難とされていたことも出来ることを見出すことにより、予想を超える互いに支え合う関係をも生み出している現状が社会に埋もれています。
目の前の即戦力よりも相手をおもいやり活躍できる環境を見出すことで、障がい者理解は深まるでしょうし、まだまだクリアできる課題はあることを感じさせてくれます。
つまり、障がい者理解を深めることは、障がい者を救うだけでなく、社会全体として人が互いを必要とし共鳴し合う輝かしく崇高な社会を教えてくれる気がしています。
日本をはじめ世界が抱える超高齢化社会の問題、地球上で先頭を走る日本において、今後ますます高齢者の認知症患者が増え、人手不足が深刻になる一方で、このような知的障がい者の活躍は、未来の問題を解決するヒントになっているかと考えます。
会社であれば経営者がその意識を持ちハンデのある方も活躍できる環境を見出すことに踏み込んでいかなければなりません。今回はそのことに共感していただいた8社が協力に名乗りを上げていただき、障がいのあるお子さんが未来に夢や希望を持てる様に、仕事で活躍できる役割を考えて設営いただきます。
企業の義務として障がい者を雇用するという感覚ではなく、おもいやりを持ち工夫してその可能性を見出すことが大切な部分かと考えており、それは予想を超える響き合う関係を生み出し、未来の社会をより崇高に価値のあるものへと創造していくかと考えています。
「現段階の状況」
この事業を進めるにあたり障がいのあるお子さんにまず参加いただくことがそもそもの壁でもあります。
障がいのあるお子さんのダンスチームやバスケットボールチーム、ハンドベルや和太鼓のチーム、障がいのあるお子さんの放課後等デイサービス、障がいのあるお子さんの作業所や養護学校等、委員会メンバーがお声がけさせていただき、できるだけ障がいのあるお子さんに職業体験をしていただく為の準備を進め、今回の職業体験受け入れMAX40名のところ現在10名強の申し込み(知的障碍者、自閉症、ダウン症)で三分の一くらいですが、健常者と障がい者の参加者が半々くらいまで持っていけるように進めています。
当日は健常者や障がいのある子どもたちが飛びっきりの笑顔で皆が活躍し、予想を超える素敵な共鳴を生み出すことが出来れば、障がいのあるお子さんも健常者と同じように、未来の社会に夢や希望を抱いていただけるはずと考えています。